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zoom RSS MVNOスマホもA-GPSが使える!(現在地の表示が速いBIGLOBEスマホ!)

<<   作成日時 : 2015/12/08 17:19   >>

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旧タイトル「BIGLOBE SIMとA-GPSの真実に迫る(BIGLOBEスマホは現在地の表示が遅い?)」

公開 2015/12/8

このブログは、MVNO(移動体通信事業者)である「BIGLOBEスマホは、現在地がなかなか表示されない」は真実か、について考察しています。

1. BIGLOBE社の見解
2. 現在地表示の実態は
3. A-GPSを知る
4. TTFF値の実測
5. 推察
6. ASUSの回答
7. おわりに


1. BIGLOBE社の見解

先代はBIGLOBE SIMカード使用の富士通製ARROWS X F-02E、Android 4.1.2でしたが、グーグルマップに現在地がなかなか表示されず、気軽に使えない、使うのに根気が必要という状況でした。この問題に対するBIGLOBE社の回答(注1)は、

(注1):スマホの場合は、表示画面で「A-GPS」を入力して検索すると下記の回答が見られます

・・・A-GPS(アシストGPS:携帯電話の基地局を補助的に使った測位)には対応していませんので、測位完了までに数分かかることがあります。・・・

が該当すると判断されます。

2. 現在地表示の実態は

買い替えたBIGLOBEスマホASUS製ZenFone Selfie、Android 5.0.2のグーグルマップは、現在地がすぐに決定し、カーナビ並みの使い勝手で驚いています。「設定」アプリでは、位置情報モードとして、

・GPS、Wi-Fi、モバイルネットワークで現在地を特定する
・Wi-Fiとモバイルネットワークで現在地を特定する
・GPSで現在地を特定する


の三つから選べますが、GPS単独の性能を調べたいので「GPSで現在地を特定する」に設定してあります。

3. A-GPSを知る

BIGLOBE社は、ドコモ社A-GPSは非サポートのようです。ところがGPSチップメーカーが独自にA-GPSをサポートしている場合もあるようです。BIGLOBEスマホに使われているGPSチップメーカーが、独自にA-GPSをサポートしていれば、BIGLOBEスマホでもA-GPSが使えることになります。

下記の参考資料を読むとA-GPSとは何かが理解できます。A-GPSは、現在地を確定するためにGPS衛星から取得するGPS測位補助情報(エフェメリス、アルマナック等)を、代わりにインターネット回線を使用して専用のサーバーから入手することにより、これらの取得時間を短縮する仕組みであることが分かります。時間は数分から30秒程度に短縮されることがあるようです。

参考資料:
IIJmio meeting 5 資料公開 MVNOとGPSについて

またGPSチップメーカーによるA-GPS独自実装については下記のように書かれています。GPS測位補助情報を取得するためのネットワークは、3G、LTE、またはWi-Fiの何でもよいとなっています。

[抜粋引用]
A-GPSについて-2
2. GPSチップメーカー独自実装

・特徴
IP通信でのサーバーからGPS測位補助情報を取得可能
 アクセスネットワークは何でもよい(3G/LTE/WiFi..)
 HTTPでデータをダウンロードしてGPSチップに与える
   エフェメリス、アルマナック等を含む
   データフォーマットはベンダー独自
   一週間前後有効な場合が多い
 情報を取得するのに認証等は不要
   MVNOからでも利用可能
・ベンダー実装例
Qualcomm: gpsOneXTRA
Broadcom: Long Term Orbit(LTO)
MediaTec: Extended Prediction Orbit(EPO)


これに対して、キャリア(ドコモ社など電気通信事業者三社)が提供している一般的なA-GPSは、キャリア専用の通信網を使用して、GPS測位補助情報を取得すると説明されています。MVNOはキャリア専用の通信網が使用できないことがあり、一般的なA-GPSが非サポートとなっているようです。

4. TTFF値の実測

GPSチップセット仕様の要素として、TTFF(Time To First Fix: 初期位置算出時間)があります。TTFFについては、上の参考資料でも説明されています。

「GPS Status & Toolbox」アプリで、TTFFのコールドスタート値を測定してみました。ZenFone Selfieでは、現在地(経度と緯度)の確定が、一回目が10数秒ほど、二回目が30秒程度でした。測定場所は、木造2階建ての一階居間です。

≪「GPS Status & Toolbox」アプリ画面、軽度と緯度が確定≫
画像

コールドスタートは、上のアプリ画面の上部をタップしてメニューを表示し、「A-GPSの管理」で[リセット]を実行します。

≪「GPS Status & Toolbox」アプリ画面、コールドスタート[リセット]ボタン≫
画像

過去にARROWS X F-02Eを使って、同じ場所で同様な測定をしましたが、経度と緯度が確定しませんでした。コールドスタート不能。

5. 推察

BIGLOBEスマホZenFone Selfieのコールドスタート値は、自宅の居間で30秒程度でした。一方、旧スマホのTTFF実測値は、空が見渡せる場所で数分でした。なお自宅の居間、や品川駅の構内窓付近では、測定不能でした。

ZenFone SelfieのGPSチップは、A-GPSをサポートしていることが、この実測から類推できます。

上の参考資料[抜粋引用]には、A-GPSを独自実装しているGPSチップメーカーとして「クアルコム」が上がっています。ZenFone SelfieのGPSチップメーカーは不明ですが、CPUがクアルコムSnapdragon 615なので、同一メーカーかも?という推測もわいてきます。

6. ASUSの回答 2015/12/9

ASUS社サポートから回答が届きました。上の推測通りでした、「ZenFone SelfieのGPSチップは、A-GPSをサポートしています」とのことでした。

7. おわりに

BIGLOBEスマホでも、GPSチップメーカーがA-GPSをサポートしている機種であれば、現在地の表示が速いことが確認できました。

スマホメーカーは、その製品仕様として、使用しているGPSチップセットと特性を追加し、取扱説明書で公開すべきではないでしょうか。

end 2015/12/8

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